ヘルニアとは?症状・セルフケア解説 川崎大師
川崎大師エリアで腰痛にお悩みの方へ!
ヘルニアは重労働者やスクワーカーや接客業などのお仕事の方に多い、腰部の痛みと痺れを伴うことが多いです。
・ヘルニアの症状
ヘルニアは、体内の組織や臓器が本来の位置から突出することを指す病態です。特に一般的なのが「椎間板ヘルニア」で、脊椎の間にある椎間板(緩衝材)が飛び出し、近くの神経を圧迫することで、さまざまな症状が現れます。典型的な症状は、腰や首の痛み、手足の痺れや筋力低下です。痛みは片側に集中することが多く、長時間座っている時や、体を前にかがめた際に悪化することがあります。さらに悪化すると手術が必要になる、排尿や排便に支障をきたす「排尿障害」になってしまいます。

・ヘルニアに類似する症状
ヘルニアに似た症状を示す疾患や状態はいくつかあります。例えば、腰痛は筋肉の疲労や捻挫、姿勢の悪さからくるものでも起こりえます。また、坐骨神経痛は、腰から足にかけての痛みや痺れを引き起こすため、ヘルニアとの区別がつきにくいことがあります。他に考えられる疾患としては、脊柱管狭窄症や脊椎分離症があります。特に中高年の方に多く、ヘルニアと症状が似ているため専門医の診断が不可欠です。
・ヘルニアのセルフケア方法
軽度のヘルニアや初期の段階であれば、セルフケアを通じて症状を改善できることがあります。まず、姿勢の改善が大切です。長時間座る仕事やデスクワークをしている場合、腰に負担をかけないよう、適切な椅子やサポートクッションを使い、こまめに立ち上がって軽いストレッチを行うことが推奨されます。

運動も重要なセルフケアの一つです。腰や背中の筋肉を強化するエクササイズや、ヨガ、ピラティスなどの柔軟性を高める運動は、椎間板への負担を軽減します。ただし、痛みが強いときには無理をせず、休息を取ることが大切です。ウォーキングや水泳などの低負荷の有酸素運動も、血行を促進し、筋肉の硬直を防ぐため、効果的です。しかし、セルフケアだけでは症状が改善しない場合や、痛みや痺れがひどくなった場合は、専門の医師に相談することが必要です。薬物療法や物理療法、さらには手術が必要になるケースもありますので、早めの対処が重要です。