整骨院の国家資格とは?柔道整復師の役割と施術内容を紹介
みなさんこんにちは!
かんのんちょう鍼灸整骨院です。今回は「整骨院の国家資格とは?柔道整復師の役割と施術内容を紹介」についてお話しさせて頂きます。
整骨院で施術を行う施術者は、「柔道整復師」という国家資格を持った専門家 です。しかし、「柔道整復師ってどんな資格?」「整体師との違いは?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
今回は、柔道整復師の役割や、整骨院で受けられる施術内容について詳しく解説します。
柔道整復師とは?国家資格の概要
1. 柔道整復師とは?
柔道整復師とは、骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れなどの外傷を、手技療法を中心に施術する専門家 です。医師のように手術や薬の処方は行いませんが、骨や筋肉、関節の機能回復を目的とした施術を行います。
柔道整復師は、厚生労働省が認定する国家資格 であり、資格を取得するためには、専門の学校で医学的な知識と技術を学び、国家試験に合格する必要があります。
2. 柔道整復師になるための資格取得の流れ
柔道整復師の資格を取得するには、以下のステップをクリアする必要があります。
- 文部科学大臣または厚生労働大臣指定の養成校(専門学校・大学)で3年以上学ぶ
- 解剖学・生理学・運動学・整形外科学など、幅広い医療知識を修得する
- 国家試験を受験し、合格する(合格率は約60~70%)
- 国家資格を取得し、柔道整復師として施術を行う
資格取得後は、整骨院・接骨院の開業や、病院のリハビリ科、スポーツトレーナーなど、幅広い分野で活躍できます。
柔道整復師の役割とは?整骨院での施術内容
柔道整復師は、主に骨や筋肉、関節の施術を担当し、自然治癒力を引き出すためのケアを行います。 整骨院で受けられる代表的な施術を紹介します。
1. 骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れの応急処置と施術
柔道整復師は、外傷(骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れなど)の応急処置や施術を行うことができます。
【施術の流れ】
- 患部の状態を確認し、適切な処置を行う
- 包帯やテーピング、固定具を使用して、患部の安静を確保する
- 電気療法や手技療法で、痛みの緩和や回復を促す
※骨折・脱臼の施術を行う際は、医師の同意が必要です。 まずは病院で診断を受け、整骨院と併用して治療を進めることが推奨されます。
2. 慢性的な肩こり・腰痛・関節痛の施術
整骨院では、肩こりや腰痛、膝の痛みなどの慢性症状に対して、筋肉や骨格を調整する施術を行います。
【主な施術内容】
- 手技療法(マッサージ・筋肉調整) → 筋肉のこりをほぐし、血流を促進する
- 骨盤矯正・姿勢矯正 → 骨格のバランスを整え、痛みの原因を根本から改善する
- 電気治療・温熱療法 → 筋肉の深部を温め、血行を良くする
慢性的な痛みの改善には、日常生活の姿勢改善や、ストレッチ・運動指導も重要になります。
3. 交通事故後のむち打ち症やケガのリハビリ
交通事故によるむち打ち症や腰痛は、適切な施術を受けないと後遺症が残ることがあります。 整骨院では、手技療法や電気療法を活用し、筋肉や関節の機能回復をサポートします。
【交通事故治療の流れ】
- 痛みの原因をチェックし、最適な施術を提案
- 筋肉の緊張を和らげる手技療法を実施
- 電気療法や温熱療法で血流を促進し、回復をサポート
※交通事故治療では、自賠責保険が適用されるため、窓口負担ゼロで施術を受けられます。
4. スポーツ障害のケアとパフォーマンス向上
柔道整復師は、スポーツでのケガやコンディショニングの専門知識も持っています。 スポーツ障害の治療だけでなく、ケガを予防するためのストレッチ指導や、筋肉バランスの調整を行うことも可能です。
【対応できるスポーツ障害】
- ランナーズニー(膝の痛み)
- テニス肘・ゴルフ肘
- 野球肩・ジャンパー膝
- オスグッド病(成長期の膝の痛み)
スポーツ選手のケガ予防や、パフォーマンス向上を目的とした施術も行います。
まとめ|柔道整復師は骨・筋肉・関節の専門家!適切な施術を受けよう
・柔道整復師は、骨や筋肉、関節のケガを専門とする国家資格を持つ施術者
・資格を取得するには、専門の学校で学び、国家試験に合格する必要がある
・整骨院では、骨折・脱臼・捻挫・打撲などの外傷の施術や、慢性的な肩こり・腰痛・姿勢矯正を行う
・交通事故のむち打ち症や、スポーツ障害のケアも整骨院で対応可能
・病院と併用しながら、整骨院で適切なリハビリを受けることで、早期回復が期待できる
柔道整復師は、体の自然治癒力を引き出し、痛みの改善や機能回復をサポートする専門家 です。症状に合わせた適切な施術を受け、健康な体を取り戻しましょう!